「才能」と「度胸」はいらない。必要なのは「勇気」と「覚悟」
「私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。」
これはトーマス・エジソンの言葉です。
あともう1件訪問してから帰ろう。
あともう1件電話してから帰ろう。
この気持ちと行動が、人との差をつける。
今から約23年前、私が保険営業という仕事を始めたときに、当時の上司にこのように指導されました。
まあ、当然と言えば当然ですよね。
しかし、断られたらいやだ、恥ずかしい、テンションが下がる。
そう思う気持ちは私もありますが、この「あともう1件」のおかげで、気持ちよく帰れた日がたくさんあったのも事実です。
このままの自分では嫌だとか、将来こうなりたいといった明確なものを持てば、今断られる嫌な気持など、我慢できるのです。
断られても経験値として受け入れること。
そして、その事象を分析し、次に試みてみることです。
分析が苦手だと言う人がいますが、それは苦手なのではなく、自分の失敗を認めたくないから、分析しないだけなのだと思います。
大切なことは、断られたことを失敗と思わないこと。
「私は失敗したことがない、ただ、1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。」
これもトーマス・エジソンの有名な言葉です。
「成功」の反対は「失敗」ではありません。「妥協」です。「妥協」とは出来るのにやらないこと。または、成功するまで継続しないこと。
すぐに結果が出ないと不安になります。自分のやり方に間違いがあるのか?と考えてしまいます。上手くいっている人のやり方と比較してしまいます。私もそんな時はあります。
でも、焦ってはいけない。
自分がやるべきことは、自分が一番分かっているはずなのです。
やり方が分からないと言い訳をしたり、途中でやめてしまったりするのは、やり続けることの恐怖心や、出来なかったときの羞恥心などから来るのかもしれません。
こと営業に関して言えば、自分のやるべきこととは、実はたいして難しいものではなことが多いように思います。
誰にも出来ないような大きなことにチャレンジすること、
これは「才能」や「度胸」が必要になりますが、
誰にでもできる簡単なことを誰にも出来ないくらい長く続けること、
これは「勇気」と「覚悟」だけでいいような気がします。
だから、後者で成功している人の方が、多いよう私は思うのです。
ただし、自分がやるべきことをわかっていない人は、問題外なのでサラリーマンに戻った方が幸せかもしれません。