自分を変えることは可能なのか?
「そんな簡単に、人間って変われるものなのかなあ」
「先生は変われる人間と変われない人間がいるんだって言ってた」
「へえ。その違いは何なのさ」
「古い自分を殺してしまえる強さがあるかないか、なんだって。よく分かんないけど」
小説「贖罪の奏鳴曲(ソナタ)」中山七里著より抜粋
グッと来る台詞ですね。
人は簡単には変われないというけど、「古い自分を殺してしまえる強さ」があれば変われるのかもしれません。
私もセールスの育成の仕事をしていく中で、劇的に変わる人と、いつまでたっても変わらない人を見てきました。
この違いを分析してみました。
どちらも変わりたいという気持ちはあるのですが、変われない人は、自分を認められない人です。
だから、「古い自分を殺してしまえる強さが」がないのかもしれません。
(もちろん、今の自分に自信があって、変わる気のない人も世の中にはたくさんいて、そういう人は私のところに相談には来ませんが…)
ただ、私は自分を変えるのではなく、自分を進化させるべきだと思っています。
ダルマ塾で劇的に変わった人たちは、自分の嫌いなところも受け入れて、それを自分の個性として生かして進化してきた人たちです。結果、仕事の成果も自信も上昇し、他人からは「劇的に変わった」ようにみえるのです。
古い自分を殺せない人は、つまらないプライドが邪魔をしているのかもしれません。
本当の自分の価値を見出して、その自分を進化させることの方が、自分を変えるより成功の近道だと思います。