マネージャーを目指したい人、マネージャーを極めたいへ
『財を残して死ぬ者は下。事業を残して死ぬ者は中。人を残して死ぬ者は上。』
歴史上の人物で私が尊敬する後藤新平氏の言葉です。
彼は明治の政治家で、台湾を親日にしたのも彼の功績、
東日本大震災のときに、東京が千葉や神奈川よりも被害が少なかったのも彼の功績、
その他大風呂敷と言われながらも、数々の大事業を手掛け、
まさに金より事業を残した人なのです。
そして、それらの仕事を通じて、人財を残していきます。
後藤新平氏は死ぬ間際に当時のボーイスカウト日本連盟会長にこう言ったそうです。
(ちなみに、後藤新平は、ボーイスカウト日本連盟を立ち上げた初代会長です)
「いいか、よく聞け、 財を残して死ぬ者は下だ。事業を残して死ぬ者は中だ。人を残して死ぬ者は上だ。よく覚えておけ」
この言葉は、さらにこう続きます。
「しかし、財が無ければ事業は保てず、事業が無ければ人は育たぬのだ」
故野村克也さんの座右の銘もこの後藤新平氏の言葉で、
「金を残すは三流、仕事を残すは二流、人を残すは一流」
だそうです。
私は元々、お金を稼ぎたくて保険セールスという仕事を選びました。
しかし、いつしか保険セールス仕事の素晴らしさを知り、
沢山の人に伝え、採用し、その人たちを育てたいと思うようになり、
マネージャーに職種変更しました。
マネージャーになった後も営業の仕事に戻りたいと思い悩んだことは、何度もありました。
セールスの方が気楽で楽しいですからね。
そんな時に、私にはとても心に突き刺さる言葉だったのです。
今でも、保険セールスだけに専念したいと思うこともあります。
まだまだ未熟ですから、もっと精進していこうと思います。