顧客とは誰か?
かの有名な経営コンサルタントのPFドラッカーは「われわれの顧客は誰か」ということに、こう述べています。
「顧客とは直接的な消費者だけではなく、あなたが関わる全ての人である」
つまり、誰に買ってもらうかという経済的概念だけではなく、誰に喜んでもらうかという社会的概念が重要であるということです。
直接お金を払ってくれる人しか大事にしないセールスで、長続きした人を見たことがありません。
家族、友人、同僚、上司、部下、取引先、出資者、などなど、関わる人全てを大切に出来ない人は、間違いなく成果は上がりません。
私がセールスを始めたばかりの23歳の頃に読んだセールスのノウハウ本に、『社内営業が出来ない人は、社外営業は出来ない』と書いてありました。
これは、セールスのイロハのイと言っても過言ではないでしょう。
そして、私の30年以上の心構えの一つです。
だから、ベースマーケットに恵まれたのだと自負していますし、新たなベースマーケットが現れるのだと思います。
知識や技術を磨くことはとても大事です。
しかし、この本質を大事にできない人は成功しないのだと思います。
「三方よし」の精神のないビジネスに永続性はありません。
絶対に。。。
その仕事は、顧客のために役に立っているのか?
その仕事は、自分たち以外に誰が喜ぶのか?
その仕事は、社会的意義はあるのか?
そもそも顧客とは誰なのか?
自分たちだけが潤うようなビジネスに
社会的意義はない。
絶対に…
そう常に自問自答していきたいと思います。