辛いときに・・・
『思いわずらうな。なるようにしかならんから、今をせつに生きよ。』
これは、ゴーダマ・シッダールタの言葉です。
さて、ゴータマ・シッダールタという人を知っていますか?
お釈迦様(ブッダ)といえば、知らない人はいないでしょう。
シャカ族の王子として生まれたシッダールタは、妻と子どもを捨て出家します。
出家後は、自ら体を痛めつける意味のない修行に異を唱え、
「真の修行とは日々の生活の中にある」と気付き、旅を続けながら悟りを開くのです。
誰だって思い煩いますよ。
未来に不安を抱え、今という時間に振り回されることだってありますよ。
人間ですから。
これらも彼の言葉です。
『沈黙している者も非難され、多く語る者も非難され、少し語る者も非難される。
つまり、世に非難されない者はいないのである。』
『水が一滴ずつでも滴り落ちるならば、
水瓶でも満たすことが出来るのである。』
『「わたしは愚かである」と認められる者こそ、賢者である。
逆に「自分は賢者である」と思っている者こそ、愚者と呼ぶにふさわしい。』
分かりやすく言うと
↓
気にするなよ。
嫌われることを恐れるなよ。
ゆっくりでもいいから、少しずつでもいいから前に進もうよ。
かっこつけずにさ、素のままでいようよ。
なるようになるから、今を一生懸命に生きようよ。
ゴータマ・シッダールタは、こんなことを後世に教えてくれたのかもしれません。
きっと、シッダールタですら多くの苦悩があったから、このようなことに気づいたのだと思います。
生きていくこと自体が修行かぁ。