やらないという選択
「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」
これは、上杉鷹山の言葉ですよね。
でも、元は武田信玄の名言です。
「為せば成る 為さねば成らぬ成る業(わざ)を 成らぬと捨つる人のはかなき」 武田信玄
やれば出来るのに、最初からやらなかったり、途中でやめてしまったりでは、成就出来ないという意味です。
私は19年以上、営業の指導に携わっておりますが、どんなに指導しても上手くいかない人の共通点に気づきます。 それは、やらないという選択肢を取った人たちです。
やらない理由が人様々です。
1.嫌われたくない
2.サボりたい
3.自分がなく、流されてしまう
4.やり方がわからない
5.カッコ良く見られたい
などなど。
この4と5の「やり方がわからない」と「カッコ良く見られたい」という理由についてですが、
武田信玄のもう一つの名言で、 「一生懸命だと知恵が出る。 中途半端だと愚痴が出る。 いい加減だと言い訳が出る。」 があります。
電話を掛けるところがない、アポが取れたけど何を話していいかわからない、など、やり方がわからない。 これはいい加減な人の言い訳です。
「為せば成る 為さねば成らぬ成る業(わざ)を 成らぬと捨つる人のはかなき」
為した数だけ成長します。
成長は場数がものを言うと思います。営業も、ロープレという練習は基礎を付けるだけであって、現場という場数が応用を身につけてくれます。
場数をこなせば、知恵がでてきて、やり方がわかってくるものだと思います。 動かなければ始まりません。そして、辞めたら終わりです。
涼しそうな顔して結果が出てない人より、カッコ悪いことでも一生懸命やって結果を出し続けている人の方が、カッコ良く見えるものだと思います。